大人女子が再熱!SNSで話題の玩具菓子「セボンスター」が売上急増の理由とは?
「セボンスター」とは、バンダイが発売している玩具菓子で、
主にネックレスやペンダントなどのアクセサリーが入った小さなパッケージが特徴です。
1980年代に初めて登場して以来、子どもたちの間で人気を集めてきましたが、
近年では懐かしさから、大人の女性にも人気があります。
カラフルで可愛らしいデザインや、毎回異なるデザインのアクセサリーが
ランダムに入っている点がコレクター心をくすぐり今年で45周年を迎えてもなお、多くのファンを魅了しています。
そんなセボンスターが近年再流行している様子についてまとめました。
セボンスターが再注目されている背景
大人女子を中心に再ブームが到来した理由
大人の女性を中心に再ブームとなった理由は、主に「懐かしさ」と「現代のトレンド」が融合したことにあると考えられます。
1980年代や90年代に子ども時代を過ごした世代が、大人になってからSNSやネットでセボンスターを見かけ、当時の思い出とともに再び手に取るようになったのでしょう。
また、SNS映えしやすいカラフルで可愛らしいデザインや、サプライズ要素のあるランダムな商品展開が「何が出るか分からないワクワク感」を引き起こし、
大人の女性たちの間で「コレクション」や「シェア」する楽しさが広がっています。
SNSでの話題性について
「セボンスター」はSNS上でも大きな話題を呼んでおり、ユーザーたちはセボンスターを開封して出てきたアクセサリーをシェアしたり、
コレクションを自慢したりするなど、多くの反響を呼んでいます。
たとえば、Instagramでハッシュタグ「#セボンスター」を検索すると、
2.4万件の投稿があり、カラフルなペンダントやネックレスが数多くシェアされています。
Googleトレンドのデータで見る「セボンスター」の人気
Googleトレンドのデータによると、「セボンスター」の検索ボリュームは過去数年間で緩やかな上昇基調。
さらに、ここ数か月は大幅な伸長を見せています。伸長の要因として、大人向け限定商品の発売があります。
発売45周年の節目を記念し、本物の宝石を使ったジュエリーを発売したことで、
若かりし頃にセボンスターを集めた世代を中心に興味をそそったのではないでしょうか。
もとより、「セボンスター」の特徴はアクセサリー要素でした。
たとえば、同じく人気のある「ぷちサンプル」や「チョコエッグ」は食玩としての楽しさがメインです。
一方の「セボンスター」はファッションアイテムとしても使用できる高いクオリティのアクセサリーが付録されています。
そのため、大人になっても、ファッションアイテムとして関心を寄せる人が多いようです。
大人女子が「セボンスター」の懐かしさにハマる理由
大人の女性が「セボンスター」にハマる理由の一つは、懐かしさを感じさせるデザインやパッケージです。
1980年代から今日まで昔ながらのレトロで可愛らしいデザインを保ち続けており、
子ども時代に手にしたアクセサリーが大人になっても変わらない形で手に入ることが、
特に当時を知る世代に響いています。
このアクセサリーを再び手に取ることで、幼い頃に感じたワクワク感や友達と一緒に楽しんだ思い出が蘇り、
懐かしさとともに新たな感動を引き起こしています。
こうしたノスタルジーな体験が、セボンスターの魅力を再確認させ、大人の女性を惹きつけています。
今!スーパーがセボンスターを売り場に取り入れるメリット
SNSで話題の商品を取り扱うことで集客力アップ
今、スーパーがセボンスターを売り場に取り入れることで、数多くのメリットが得られます。
まず、SNSで話題の商品を取り扱うことで、集客力の向上が期待できます。
特に「セボンスター」はInstagramやTwitterで多くのユーザーがシェアしており、その人気が拡散しています。
SNS上で話題の商品を実際に店頭で見つけられるという体験は、
消費者にとって嬉しいポイントであり、来店意欲を高める要素となります。
ランダム要素でリピート購入が期待できる
さらに、ランダム要素のある商品は、リピーターの獲得に非常に有効です。
セボンスターは、どのデザインのアクセサリーが手に入るか分からないというサプライズ要素が特徴です。
このランダム性が、消費者の「コレクション欲」を刺激し、何度も購入したくなる動機を生み出します。
特に、SNS上で「レアなデザイン」や「お気に入りのアイテム」を見つけた他のユーザーの投稿が拡散されることで、
同じ商品を複数回購入する楽しさが共有されます。
全種類を集めたいという収集欲や、他のユーザーとの交換やシェアの楽しさも加わるため、
定期的に新商品や限定デザインが発売されることで、リピート購入が期待できるのも大きなポイントです。
これにより、単発的な購買にとどまらず、継続的な売上拡大が見込める商品として非常に魅力的です。
過去の玩具菓子ブームの成功例
チョコエッグ(フルタ製菓)
チョコエッグは、チョコレートの中にカプセルが入っており、その中にフィギュアが封入された食玩です。
1999年頃に大ブームを起こし、特に動物やキャラクターの精巧なフィギュアがコレクターに人気でした。
動物シリーズやディズニーキャラクターシリーズなど、種類の豊富さが消費者の収集欲を刺激し、繰り返し購入する人が続出しました。
現在でも定期的に新シリーズが登場しており、大人のファンも多くいます。
ぷちサンプル(リーメント)
ぷちサンプルは、ミニチュアサイズの食べ物や日用品を精巧に再現した玩具菓子シリーズです。
2000年代に入り、特に大人の女性を中心にミニチュアを集める楽しみが広がり、コレクションとしても人気が定着しました。
食玩としては珍しく、非常に精密なディテールがインテリアやディスプレイ用としても楽しめる点で、
他の商品との差別化に成功し、SNSでも「インスタ映え」アイテムとして話題になりました。
ビックリマンチョコ(ロッテ)
1980年代から90年代にかけて大ヒットしたのが、ビックリマンチョコです。
ウエハースチョコレートにシールが付いており、このシールが当時の子どもたちにとって大人気となりました。
特に「悪魔VS天使」シリーズのキャラクターシールは、シール同士の対戦や交換が流行し、学校でのコミュニケーションツールとしても機能しました。
このブームは社会現象となり、シールの収集欲が子どもたちの購買意欲を刺激しました。
現在でも「復刻版」や新シリーズが発売され、根強いファンに支えられています。
これらの成功例に共通するポイントは、「何が出るかわからない」というサプライズ要素と、「コレクションする楽しさ」を提供する点です。
セボンスターも同様に、ランダム要素や可愛らしいデザインでコレクター心をくすぐり、大人女子を中心に再びブームを巻き起こしているのです。
セボンスターは、懐かしさを求める20代〜40代の女性と、可愛いデザインに魅了される若年層の両方にアピールできる商品です。
若年層の集客に苦戦している店舗にとって、話題性のある商品を取り入れることは、新規顧客層への効果的なプロモーションにも繋がるのではないでしょうか?
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